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永遠の仏陀

一千億年の歴史

釈尊

1991/07/07

発刊

出典
ああ、思えば、はるかなる昔のことであった。
一千億年の、その昔に、
この大宇宙を創らんとする時にも、
我は、すでに存在していた。
我は、念いのなかにて、
この宇宙の、あるべき姿を決めた。
そして、宇宙に張り巡らされるべき、
法というものを組んだ。
この法が、宇宙に流れる血管であり、血液なのだ。
この法というものを通じて、
この宇宙は、一つの大きな体として成り立って見えるのだ。
はるかなる、一千億年の、その昔に、
この宇宙を創らんとし、
その構想を練っていた時に、
我は思った。

すべての者よ、
無限の向上を目指せ、
しかして、すべての者よ、
おまえたちは、ひよわな存在であってはならぬ。
我は、おまえたちをより優れたる者となすために、
おまえたちには、厳しい試練も与えよう。
砂鉄変じて、鋼となすためには、
厳しい火の試練も、
厳しい水の試練も、
厳しい槌の試練も与えよう。
しかして、強くなれ。
しかして、無限に鍛えられてゆけ。
しかして、無限に美しく、
無限に善きものとなれ。
我はそう願った。
その後、一千億年の歴史は、
わが念いのなかにある。
わが念いのなかに、移り変わっている。

けれども、
初めにありて念いしものの心を知らぬ子供たちよ。
おまえたちは、
わずか数十年という、短い己の人生の物差しを捨てるがよい。
そして、ー千億年の昔から、
おまえたちを創り、育み、
無限に善きものとせんとした念いがあったということを、
忘れてはなるまい。
永遠の仏陀(旧版) P.182-185
永遠の仏陀(改訂新版) P.225-230

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